連載 保育所訪問
急速な過密化の中で—埼玉県富士見市立第2保育所
本誌編集室
pp.70-71
発行日 1972年3月1日
Published Date 1972/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204339
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ベッドタウンへのヘンシン
環状山手線の池袋駅から東武東上線でおよそ30分。富士見市は埼玉県東南部に位置する新興住宅地である。マンモス都市東京から30Km圏内の距離にあり,交通の便も比較的恵まれていることなどから,近年の過密化現象はまさに目をみはるばかり。
ごたぶんにもれず東京からの若いサラリーマン層の大量流入で人口は10年前の約5倍,6万を数えようとしている(図)。かつての純農村的性格は急速に影をひそめ,今や押しも押されもせぬ東京のベッドタウンとして一路都市化の道ヘバク進を余儀なくされつつある。
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