特集 第7回国際不妊学会
てい談
第7回国際不妊学会の話題から
鈴木 秋悦
1
,
雨森 良彦
2
,
洲脇 絢子
3
1慶大医学部
2日赤産院部
3聖母病院
pp.10-19
発行日 1971年11月1日
Published Date 1971/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204245
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東京会場 臨床中心に広く討議
本誌本日は,先ごろ開かれました第7回国際不妊学会のなかから最新の話題,生命の誕生をめぐる世界の動向といったものをご紹介いただきたいと思います。カトリック系の聖母病院から洲脇さんにおいでいただいておりますので,不妊と避妊というような問題,また世界のカトリック系の国では,どういうふうに考えられているかというようなことにもふれていただければと思います。司会は別にお願いしておりませんので,自由にご発言をお願いいたします。
鈴木 雨森先生からもお話があると思いますが,産婦人科だけでなく泌尿器科,獣医,畜産学部,理学部,遺伝,発生などの,基礎と臨床を含めて非常に広範囲の研究者,臨床家が世界中から来て,10月18日から9日間,東京と京都で,不妊ということだけじゃなくて生殖に関するあらゆることを討議したわけです。第1回の学会が1953年ニューヨーク,それからナポリ,アムステルダム,リオデジャネイロ,ストックホルム,テルアビブで,今度が第7回になります。
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