連載 助産婦学生の実習指導・4
母親学級の計画,運営実習
豊島 豊子
1
1武蔵野赤十字助産婦学校教務部
pp.44-51
発行日 1971年10月1日
Published Date 1971/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204231
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1.母親学校の計画,運営実習の必要性
母子保健法に母子保健の向上に関する措置として第9条に知識の普及があげられ,知識の普及向上は個人的または集団的指導による旨が述べられている。また母性・乳幼児の健康診査および保健指導に関する実施要領の前文の中に「母子の保健増進には母性または保護者自身が健康の向上に関し,知識と理解をもち,積極的に指導を受け,さらにこれを日常生活に生かし,健康生活の実践をすることが重要であるので,健康診断・保健指導にあたって衛生教育を強くすすめることが必要である」とある。
以上からみても助産婦が専門業務である母子の健康管理を遂行するためには,その教育課程において健康診査に添った個人指導技術とあわせて,集団指導の技術を修得させることが重要である。
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