あんてな
沖縄および奄美地方における風疹障害児について
佃 篤彦
1
1厚生省児童家庭局母子衛生課
pp.59
発行日 1969年10月1日
Published Date 1969/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203818
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妊婦が妊娠初期に風疹(いわゆる三日はしか)に罹患した場合,その妊婦よりの出生児に,先天性心疾患や先天性白内障,聴力障害などがみられやすいことは,1941年にオーストラリアの眼科医Greggが指摘して以来,世界中で確認されている事実である.
先に新聞やテレビ等で,沖縄における風疹障害児の問題がとりあげられ,政府の検診班が派遣されたが,その後鹿児島県の奄美大島地方にも風疹障害児のいることが,九州大学の調査により明きらかにされた.
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