特集 全国助産婦学校学生研究
—聖母助産婦学院—聖母病院における母親学級についての一考察—アンケート調査による指導効果の検討
加藤 素枝
,
聖母助産婦学院学生一同
pp.58-62
発行日 1969年6月1日
Published Date 1969/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203761
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
日本に母親学級が紹介されてから20年あまりになり,各施設,保健所などにおいて,その内容,方法についてそれぞれ計画され,実施されている.それらは個々の特殊性をいかしながら,妊娠中から産褥期までの保健指導にそうとうの効果をあげていると思う.
当聖母病院においては,昭和39年に母親学級を開講し,以来毎月2コース宛開催している.希望者が受講しているが,収容人数には制限がある.その受講効果について,あるいは非受講者への保健指導はどうあるべきかなどについて,検討する余地が多々あると思われる.そこで私達は,母親学級の効果を一部なりとも具体的に把握し,検討して今後の母親学級のあり方,よりよき保健指導のあり方を考える資料とする目的をもってこの研究をとりあげた.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.