対症看護講座 皮膚泌尿器症状
新生児の皮膚粘膜症状
吉武 香代子
1
1病院管理研究所
pp.24-26
発行日 1966年9月1日
Published Date 1966/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203258
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Ⅰ.発疹
1.発疹の原因と種類
発疹には皮膚疾患として現れるものと,全身疾患の一症状として現れるものとがある.小児にあっては,発疹を伴う伝染性疾患が多いが,新生児期にはまれである.
発疹には多くの種類がある.健康な皮膚にはじめて現れる原発疹には,斑,丘疹,水疱,膿疱,膨疹があり,続発疹の中には糜爛,潰瘍,膿瘍,亀裂,鱗屑,痂皮などがある.発疹を伴う全身疾患には伝染性疾患が多いが,非伝染性のものもあり,また皮膚疾患としての発疹にも伝染性のものと非伝染性のものがある.
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