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世界ではじめて"赤ちゃん保険"の誕生
pp.40
発行日 1966年3月1日
Published Date 1966/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203149
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安田火災海上保険株式会社が,約2年ほど前から日本母性保護医協会をはじめ各種医療関係者の協力をえて研究してきた新しい保険"赤ちゃん保険"が昨年の12月1日から発足した.これは,生まれてくるすべての赤ちゃんに幸せの保証を,ということを念願しての,世界でもはじめての試みである.
最近,身障児の問題が各方面でクローズアップされているが,治療や手術の費用がないために一生不幸を背負わなければならない子どももかなり多い.この保険は,不幸にも障害児が生まれた場合,治療費の一部を負担しようというものであるが,身体障害という異常面だけでなく,正常児でも何かと費用のかかる双生児出産を保険の適用範囲に加えて"赤ちゃん保険"という明るいイメージをもつ名称にし,母親が安い掛金で手軽に加入できるところが特徴である.
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