対症看護講座 全身症状
発熱
守屋 貞子
1
1国立東京第二病院産婦人科
pp.13-15
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203105
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
妊産褥婦の発熱について考えてみると非妊時に比して比較的高体温となるが,これは発熱とはいえないほどの軽度の上昇をみとめるのが常である.つまり生理的範囲を出る発熱とは明らかに区別がつくが,一応ここでは,①妊産褥期の生理的体温上昇,②発熱の生理とその一般的な看護法,③妊産褥期の発熱を伴う疾患とそれに対する看護および保健指導,について述べてみたいと思う.
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.