特集 —症候別 すぐ役に立つ—救急画像診断—いつ撮る? どう見る?
各論—症状別 どのように画像検査を行うか,どう読むか?
発熱
石上 雄一郎
1
,
志賀 隆
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター救急科
pp.650-653
発行日 2017年4月10日
Published Date 2017/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224870
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Point
◎熱源精査の際に胸部X線,超音波,造影CT検査が有用な場合がある.
◎American College of Radiology (ACR) Appropriateness Criteria®を参考にCT撮影の適応について検討する.
◎結核の活動性を評価するためにはCTが必要である.
◎急性巣状細菌性腎炎(acute focal bacterial nephritis:AFBN)は不明熱の原因として報告され診断が困難であるが,画像所見が鍵になる.
◎X線やCTよりも超音波検査のほうが感度の高い病態がある.
◎超音波が熱源探索において有用な場合もあるため,活用を検討したい.
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