対症看護講座 全身症状
発汗《多汗・冷汗・褥汗》
吉田 貞一
1
1聖バルナバ病院産婦人科
pp.10-12
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203104
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はじめに
発汗の目的は体温調節機能として体温の恒常性を保つために,あるいは発熱性疾患のときの体温上昇に対する生体防御反応として主に汗の水分蒸発によって体熱の放散を計ることにある.
妊産褥婦が発汗しやすいことは古くから知られていることであるが,今回はこれらの点を中心に冷汗・多汗・褥汗について述べたいと考える.
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