わたしたちの研究
指しゃぶりについて
見城 和子
1
,
赤井 通子
1
1武蔵野赤十字助産婦学校
pp.54-56
発行日 1965年10月1日
Published Date 1965/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203066
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はじめに
指しゃぶりは幼児期の子どもに多く,すでに乳児期にも認められる.多くは歯牙萠出前後に認められる.しかしこれは,1歳前後で消失することが多く,それ以後に残っているものについては,1歳半〜1歳9か月ごろが最もはなはだしく,吸いだこができるほどである.
乳幼児の場合,指しゃぶりはしばしば鎮静的に働き,就寝時には就寝を助ける役目をする.この他,日中に見られるものとしては,子どもが1人放り出されている場合とか,友だちの遊びを見ているような時である.
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