ベッドサイドの看護
子供の指しゃぶりに対する抑制帯の工夫—唾液のため悪臭の強い重症心身障害児の場合
国立療養所千葉東病院重心病棟看護婦一同
pp.1059-1061
発行日 1974年11月1日
Published Date 1974/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917116
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はじめに
近年,福祉政策医療の一環として重症心身障害児が取り上げられ,国立施設内にも順次病床が増加されつつある.これらの対象児は,精神発達が非常に低く,自分から訴えることもできず,また看護者側からの働き掛けに対しても,ほとんど反応の無い重度の障害をもっている.
このような子供の強度な指しゃぶりに対して抑制帯を工夫し,一時的であるが介護しやすい状態になったので,その経過を発表する.
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