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共同経営する開業助産婦—大宮東助産院
pp.2-8
発行日 1964年10月1日
Published Date 1964/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202836
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近年、施設分娩の占める割合が増えるに伴い、開業助産婦の分娩取扱い数の減少という問題が深刻化してきており、その打開策として共同経営形態の助産院が各地にぼちぼち現われはじめているが、1つの成功例として大宮東助産院をとりあげ、ここにご紹介しよう。この助産院は、崎玉県大宮市の開業助産婦の有志30名の共同出資により設立され、昭和38年12月10日に開院した。院長新田せん、敷地300坪、建坪48坪、ベッド数8床、入院料1週間約1万6千円、勤務体制3人ずつ昼夜2交替制。嘱詫医や保建所との連係もうまくいっており、"共同の出資、共同の責任"をモットーに一同はりきっている。附近には農家が多いが、入院者は勤め人家庭のほうが多く、土地の住宅地化につれてこの傾向はますます著しくなっているという。
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