インターホン
看護協会総会に出席して
坂上 美恵
1
1武蔵野赤十字助産婦学校
pp.45
発行日 1964年8月1日
Published Date 1964/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202810
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学生として総会に出席し,客観的に会を見聞できたことはたいへん良かったと思う.
第1日は助産婦会に出席した.いままで看護婦として働いていたため,同じ仲間としての意識はあったが,特に助産婦業務に対して深い関心はなかった.助産婦学校に入学して1か月ちかく母子保健の重要性,職務に対する責任の重さ等を教えていただくうちに,この道をえらんだことに対し,大変な重荷を感じている.そしていま志を同じくする人たちの集まりを目の前にして,全国から集まってもこれだけかと,あまりにも少人数なのに驚いてしまった.次の世代の基礎となるよい子を生み,育てようとしている母性のよい相談相手となる指導者であるべき助産婦がこんなに少なくていいのだろうか,大きな問題だと思う.
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