座談会
子供を扱う立場から—「私は赤ちやん」をめぐって
松田 道雄
1
,
森 幸
2
,
田中 淳子
3
,
三好 孝代
4
,
島崎 寛子
5
,
星野 泰子
6
,
吉開 稔
7
,
石原 隆良
8
1松田小児科医院
2国立京都病院産科
3国立京都病院産科新生児室
4京都府立医大附属病院小児科病棟
5京都市上代保健所
6京都市六満保育園
7小西小児科医院
8医学書院大阪出張所
pp.32-40
発行日 1961年10月1日
Published Date 1961/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202212
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◇排便のしつけ◇
編集部 しつけのことで,先生の本では,「排便のしつけ」というところで,しつけの話が出てきます.ここでは非常に小さい赤ちやんのしつけで,小さいときからだんだんにしつけをしていくわけですが,時期的に注意をすることとか…….
星野 排泄の習慣というのが私たちにとつては一番むつかしい.社会的なしつけは案外つけやすいのですが,排泄というのは個人々々で違いますから,それで一番むつかしい.おそい子もありますしね.おそい子は比較的知能と関係がありますし,2歳になつてもなかなかつかない子もありますしね.そして,私たちだけがしつけるものと違うのであつて,やはり家庭にね,協力していただかなかつたら,ああいうものは絶対つかないと思うのです.家で,おむつしていては何にもなりませんし….
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