研究
産褥中急性肺水腫を合併せる患者の看護について
岩沢 スミ
1
1岩手県立宮古病院
pp.29-32
発行日 1960年10月1日
Published Date 1960/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202003
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緒言
従来異常産褥については種々研究され,問題化されて来,或る程度の解明が成されて来たが,異常産褥の基本的問題としては妊娠中毒症並びに心肺機能障害が大きな役割を占めて来た様に思われる.
従つて肝腎及び心肺機能の障害に基づく種々の疾患並びに症候群は異常産褥の発生基盤として重要視されて来たが,急性肺水腫は,その発症が極めて急激であり,その対症処置如何によつては甚だ悲惨なる結果を招来するので重大なる合併症である訳である.
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