プロフイル
賛育会病院長に就任された 木下正一先生
編集部
pp.53
発行日 1960年7月1日
Published Date 1960/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201952
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読者には先刻御承知の方も多いであろう.「助産婦雑誌」の編集委員を担当していただいている木下正一先生は,4月,賛育会病院長に就任された.
元東大教授木下正中博士の長男として生れ,一族にも学者の多いアカデミツクな環境の中で育たれたせいか,お目にかかつてみると,温顔と長身とに包まれた物事への合理的な態度といい,テキパキとした歯切れのいいお仕事ぶりといい何事につけていやしくもせずといつた方である.この度の就任も,父博士がその設立に尽力された賛育会病院の事でもあり,前院長の河田茂博士の後任として十二分の決意あつての事と思われ,今後の御活躍が期待されている.それかあらぬか,先生は就任と同時に従来の自宅診療も放棄されて院長の職務一途に病院の発展を心がけておられるのである.
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