特集 変わります.変えます.地域母子保健(下)
オープンシステムでケアの質を高める
賛育会病院の開業助産婦支援システム
相澤 智恵子
1
,
田口 友子
1
,
島 美奈子
1
,
川越 厚
1
,
神谷 整子
1賛育会病院
pp.931-936
発行日 1997年11月25日
Published Date 1997/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901816
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これまでのプロセスと今後の課題
はじめに
近年のわが国における周産期死亡率などの改善にはめざましいものがある。この背景には,母児の安全を最優先し,近代的な医療環境・設備などに裏打ちされた分娩管理の普及がある。
しかし,母児の安全管理を最優先するあまりに,人間本来の生の営みとしての出産が,ややもすれば画一的・機械的・非人間的なものになりやすいのも事実である。このような問題を含んだ病院分娩をいかに人間味あふれるものにするかは,われわれ施設助産婦の大きな課題といえる。
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