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助産婦と話術
pp.19
発行日 1957年7月1日
Published Date 1957/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201297
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- 文献概要
お読みになつた方もいらつしやると思いますが,保健婦雑誌の5月号に話し方の特集が掲載されています.老人に対する話し方,農村の人に対する話し方,母親に対して,病人に対して,更に周囲の無理解の説得のしかたなどがていねいに説明されております.
それを読んでおりますと,助産婦さん方でも,講習会などで,世間の人々に対してどう話してよいかがよくわかると思います.これは決してエロキユーシヨン,話術というだけではなく,話す場合にどういう考えを前提として,どういう気持で話さなければならないかがまず第一の問題となるようです.会合におもむいて講師として話すという場合だけでなく,一対一で世間話をする際にも相手の気持を考えることが必要なことはいうまでもありませんが,それ以上に大勢の人に向つて話すことはむずかしいことです.
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