講座
ホルモンの話
森山 豊
1
1横浜市立大学
pp.49-53
発行日 1957年2月1日
Published Date 1957/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201213
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男性ホルモン
戦後ホルモン研究の進歩とともにホルモンの形や使用法についても,いろいろな変化がおこつた.即ちホルモン剤の形にしても,従来の水溶性或いは油性注射剤の他に結晶浮游液とか,ペレツト或はデポー剤等がある.また単独ホルモン剤の他に各種のホルモンの混合剤として使われるようになつた.例えば卵胞ホルモンと黄体ホルモンの混合剤,或いは卵胞ホルモンと男性ホルモンとの混合剤などである.又,近頃はホルモンと各種ビタミンとの混合剤も現われている.
なお最近婦人科におけるホルモン療法の中で興味があるのは,婦人に対する男性ホルモンの使用である.
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