特集 助産の変遷
大日本産婆会の成立
S. U
pp.65-66
発行日 1956年7月1日
Published Date 1956/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201091
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日本産婆会を組織することは同業のみならず,関係者一同の多年の念願であつて,東京府産婆会においてはこの実現を期するため特に同会則目的中に一項として標榜していた.又大阪市産婆会においても形式はとにかく,実質的に日本産婆会の基礎ともなるべき附近団体聯合の大会を年々開催し,声を大にして同業の向上発展に奮闘していた.
最初東京府産婆会主催者側に立ち,千葉,神奈川,埼玉の各県産婆会を勧誘して日本産婆会設立に関する協議会を開くや,劈頭大阪市産婆会を発起者側に加盟するの議起り,其の旨交渉すると,当時の大阪市産婆会長より一切を東京府産婆会長に依頼があり,その際大阪市郡聯合の大阪府産婆会を至急設立するとの附言があった.その後公私繁忙中にもかかわらず,発起各府県産婆会長は数回の協議を重ねて漸く意見の一致を見,いよいよ日本産婆会創立に関して全国各府県産婆会の賛同方斡施を各府県衞生課長に援助を乞い総会を開くこととなつた.
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