講座
双胎の統計的観察
鈴村 正勝
1
1都立台東産院
pp.13-19
発行日 1955年11月1日
Published Date 1955/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200943
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双胎に遭遇する事は,我々の日常診療に際して,相当多く,殊に,外来診察の際,腹壁が緊張していたり,羊水過多症や,浮腫を伴う事が多い為に,誤診し易く,第1児分娩後,子宮体が尚大きく止まつているのではじめて,双胎に気がつき,あわてる事も少くなくない.私は,200例の双胎について,統計的に観察したが,今回は,その中の,双胎の頻度双胎の診断又び単胎との相異について述べようと思う.
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