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今月の生花
長谷川 紅蓉
pp.27
発行日 1953年8月1日
Published Date 1953/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200408
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夏は水がかわいてお花が保ちませんので,花ものを使わずにお花の感じを出してみますのも一方法と存じます.
ひばは先の方だけを切りとつてかためて、一つの塊の美しさを出して結び,根元にまとめ,つるもどきは実も葉もむしりとつて,莖の線だけに致しましたものを,前のひばの塊を包むようにさして仕上げたものです.ひばの葉の感じを変えるために,表面へ金のエナメルをぬつて色の変化をもとめてあります.
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