ルポルタージュ
聖友ホームをたずねて
谷 又昭
pp.52-56
発行日 1953年6月1日
Published Date 1953/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200374
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"手をつながぬ子ら""蝶々夫人の子供たち"あるいは"青い眼の子供たち"と混血兒のことが急にやかましい。独立後で外国への気兼ねも不要となったし,入学年令を迎えて一般への影響も大きいというわけか,新聞雜誌はもちろん"混血兒"をテーマにした映画も蟻プロが関川秀雄氏の監督で撮影した。良い意味にしろ惡い意味にしろ"臭いものに蓋"で過した7年間にひきかえとにかくこういう子供達の実態が世間に公開されたということは現実に眼を開くという意味でも大いに結構なことに達いない。とに角"青い眼をした子供達"や"チヨコレート色の子供達"も学令期に達しているのだから……。
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