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特集 脊髄機能の回復とリハビリテーション治療
脊髄に対する電気刺激を用いたニューロモデュレーションと機能回復
Neuromodulation and functional recovery using electrical stimulation for spinal cord injury
篠﨑 宗久
1
Munehisa Shinozaki
1
1慶應義塾大学再生医療リサーチセンター
1Keio University Regenerative Medicine Research Center
キーワード:
脊髄損傷
,
ニューロモデュレーション
,
電気刺激
Keyword:
脊髄損傷
,
ニューロモデュレーション
,
電気刺激
pp.1181-1185
発行日 2024年11月10日
Published Date 2024/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203262
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はじめに
1914年のカハールによる「中枢神経は再生しない」というドグマ(定説)は,科学の進歩により1世紀以上を経てようやく見直される段階となっている.少なくとも,神経組織の可塑性を利用して機能の回復が起きるということには多くの確からしい報告がなされている.その回復を惹起する方法は多岐にわたるが,本稿では,中枢神経のなかでも脊髄,また介入法として電気刺激に焦点を当てて,すでに実用化されている,あるいはそう遠くない将来に実用化される可能性の高い技術に焦点を当てることとする.
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