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編集後記
川
pp.328
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203081
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「セクシャル・ハラスメント」が新語・流行語大賞新語部門金賞を受賞したのは1989年.今やすっかり「ハラスメント」という言葉は世間に定着し,その種類は現在では50以上もあるそう.そんな中,今注目されているのが「マルハラ」.LINEなどSNSにおいて中高年からのメッセージの文末についている「。(マル)」に若者は恐怖心を抱き,威圧感を感じるとのこと.な,なんと! 同世代同士ではみんな「。」,「、」つけてるし,会社のTeamsでもより丁寧にと思って,「承知しました。」,「はい。」とか送っちゃってましたよ! これって「ハラスメント」だったんですか? じゃあ「モーニング娘。」とか「藤岡弘、」とか,大好きな山田太一のドラマ「想い出づくり。」もアウトなんですか? まさか自分のドラマのタイトルが「ハラスメント」になるなんて,山田太一先生も想像だにしなかったはず…….ともあれ,「マルハラ」はどうかと思いますが,知らず知らずのうちに「ハラスメント」を行ってしまうこともあるということに,ちょっと怖さを感じた今日この頃です.というわけで「。」が怖かったなんて本当に知らなかったんです.以後気を付けます.「ごめんなさい」
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