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編集後記
川
pp.548
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202514
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凄い記録がでました.2020(令和4)年4月10日,ロッテの佐々木朗希選手が完全試合を成し遂げました.1994年の槙原實己(巨人)以来実に28年ぶり,プロ野球史上16人目の快挙です.そして20歳5か月という史上最年少での達成に加え,13連続奪三振(日本新記録),1試合19奪三振(日本タイ記録)も達成.まさに記録づくめの大偉業です.おまけにこの試合は佐々木選手にとって「プロ初完投」と「初完封」だったりもします.さらに驚いたのは,そんな佐々木選手をリードしたのが,高卒1年目18歳の松川虎生選手.松川選手もこの試合で史上初の「新人完全試合捕手」と「最年少完全試合捕手」の2つの記録を達成しました.先発完投自体が珍しくなり,めったに見ることができなくなった完全試合.メジャーを含めこれまで2度以上達成した選手はいないそう.佐々木選手はまだ弱冠20歳.史上初の2回目達成も夢ではありません.
とここまで書いたところ,本日(4月17日)の登板で8回までパーフェクト! まさかの「2試合連続完全試合」の目前で残念ながら降板となりました.この感じだと,意外と早く2回目の達成が見られるかもしれません.
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