Japanese
English
特集 社会参加の手段としての車椅子と関連用具
飛行機の利用
Precaution when a wheelchair user uses an airplane
児玉 真一
1
Shinichi Kodama
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター研究開発課
1Yokohama Rehabilitation Center Research & Development Division
キーワード:
空港
,
航空会社
,
車椅子
,
バッテリー
Keyword:
空港
,
航空会社
,
車椅子
,
バッテリー
pp.758-763
発行日 2021年8月10日
Published Date 2021/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202285
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
空港は,国,地方自治体,株式会社や地方自治体出資の第三セクターが管理する.成田国際空港1)(以下,成田空港)は法律で定められた株式会社2)によって管理・運営が行われている.また,東京国際空港3)(以下,羽田空港)は国管理空港だが,ターミナルビルの運営・管理は民間の株式会社4)が行っている.
一方,航空会社は自社で用意した航空機を使って旅客や貨物を輸送する事業者である.航空会社は,空港施設を利用する場合,空港管理運営団体に着陸料や駐機料を支払い,これが空港の管理・運営に活用される.
空港会社と航空会社は互いに協力して身体が不自由な利用者や高齢者への対応を行っている.
本稿では,特に一般の空港・航空機利用者(以下,空港利用者),および車椅子・電動車椅子ユーザーの空港・航空機利用者(以下,車椅子ユーザー)への対応について,各社が行っている取り組みを紹介する.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.