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編集後記
川
pp.1142
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200809
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「2045年問題」という言葉をつい最近知りました.「シンギュラリティ(技術的特異点)」,つまり「人工知能(AI)が人類の能力を超越する時」が2045年にやってくるだろうと予想され,2045年以降はAIが発明やもっと優れたAIを開発するようになって,人類には進歩が予測できなくなる……らしいです.で,これが,「ディープラーニング(深層学習)」という技術が開発されたことで,一気に現実味を帯びてきた……そうで.「……らしい」とか「……そうで」ばかりですいません.もう難しくていっぱいいっぱいです.
さて,AIの進歩によってこれまで人間にしかできなかった仕事をロボットが担えるようになることで,マンパワー対策が期待される一方,ロボットに仕事が奪われるのではないかとの危惧もあるようです.野村総研が発表した「人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業」というリストがあります.「医療ソーシャルワーカー」「言語聴覚士」「作業療法士」「理学療法士」などなど医療系の職業はやはり多いですね.……ありました!「雑誌編集者」.しばらくはロボットに取って代わられるということはなさそうで一安心です.
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