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実践講座 上肢集中機能訓練はこう行っている!—訓練課題・自主トレーニング課題の紹介・1【新連載】
CI療法—片麻痺患者における上肢機能訓練課題
CI Therapy-Upper extremity functional training for hemiplegic patients after stroke
佐野 恭子
1
Kyoko Sano
1
1兵庫医療大学リハビリテーション学部作業療法学科
1Department of Occupational Therapy, School of Rehabilitation, Hyogo University of Health Sciences
キーワード:
CI療法
,
上肢機能
,
学習性不使用
,
使用依存性の大脳皮質再構成
,
shaping項目
Keyword:
CI療法
,
上肢機能
,
学習性不使用
,
使用依存性の大脳皮質再構成
,
shaping項目
pp.811-817
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200712
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はじめに
CI療法(constraint-induced movement therapy)は,慢性期片麻痺上肢の集中的使用を促す療法である.本邦ではWolfらの原法1,2)をもとに2003年に導入3)され,「脳卒中治療ガイドライン2015」4)では,軽度片麻痺例に対するグレードA(行うよう強く勧められる)の治療の1つになっている.近年は,従来適応外であった重度片麻痺5),脊髄損傷6)や脳性麻痺7)への適用など,新たな方法や疾患・障害に関する研究も盛んである.
本稿では,CI療法の基本的な考え方と練習の実際について紹介する.
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