連載 リハビリテーション関連学会の紹介
日本小児整形外科学会
江口 佳孝
1
1国立研究開発法人国立成育医療研究センター整形外科
キーワード:
小児整形
,
多様化
,
チーム医療
Keyword:
小児整形
,
多様化
,
チーム医療
pp.971
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200397
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学会の概要
日本小児整形外科学会は「小児の整形外科に関する研究発表・連絡・提携及び研究の促進を図り,進歩普及に貢献し,学術文化の発展に寄与すること」を目的とし,1990年に創設された.日本整形外科学会(日整会)では1926年発足当時,小児手足や脊柱変形,骨関節結核などが大きな課題であった.その後少子高齢化が進んだこと,先天性股関節脱臼の予防活動が奏効したことなどから,小児整形外科疾患に携わる機会が激減し,次世代への伝承が危惧されたが1971年の第1回先天股脱研究会を皮切りに,現在に至る.会員数は1990年に1,592名で日整会会員の13.2%(1,592/12,000名)で,2014年の会員数は1,250名で5.3%(1,250/23,740名)である.日本の合計特殊出生率が1.43(2013年,厚生労働省)であることも,日本における小児整形外科医数の減少の一因と考えられる.
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