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特集 呼吸リハビリテーション―新しいチーム医療の展開
呼吸リハビリテーションにおけるチーム医療としての理学療法士のかかわり―当院の呼吸管理員会・呼吸サポートチーム(RST)の活動
Multidisciplinary medicine in the respiratory rehabilitation as physical therapist: activities as respiratory care unit and respiratory support team(RST)at Iizuka Hospital.
日髙 幸彦
1
,
松岡 洸
1
Yoshihiko Hidaka
1
,
Kou Matsuoka
1
1飯塚病院リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation, Iizuka Hospital
キーワード:
呼吸管理委員会
,
呼吸サポートチーム
,
チーム医療
Keyword:
呼吸管理委員会
,
呼吸サポートチーム
,
チーム医療
pp.121-128
発行日 2013年2月10日
Published Date 2013/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110013
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当院の呼吸サポートチーム(RST)の立ち上げ
近年,呼吸器管理関連の医療機器の進歩は目覚しく,それに伴い人工呼吸器の取り扱いに関するアクシデントが取りざたされているなか飯塚病院(以下,当院)でも人工呼吸器の取り扱いエラーが年に2~3件報告されるのが現状である.
当院は福岡県の中央に位置し,筑豊地域の42万人の医療圏の救急医療を担う急性期に特化した病院であり,病床数1,116床,診療科目34科,入院病棟21病棟を有しているが,一般的に人工呼吸器管理は集中治療室(intesive care unit;ICU)や急性期病床を有する病棟で行われることが多く,集中治療を必要とされない一部の患者は一般病棟での人工呼吸器管理となる.人工呼吸器の取り扱いに不慣れな一般病棟での呼吸器の管理は看護師のストレスが大きく,エラーの要因につながる危険性が高い傾向にある.
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