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実践講座 整形外科疾患の評価
4.変形性膝関節症
Evaluation of Patients with Osteoarthritis of the Knee.
冨士川 恭輔
1
,
笹崎 義弘
1
Kyosuke Fujikawa
1
,
Yishihiro Sasazaki
1
1防衛医科大学校整形外科学講座
1Department of Orthopedic Surgery, National Defense Medical College
キーワード:
変形性膝関節症
,
評価
,
スコア
Keyword:
変形性膝関節症
,
評価
,
スコア
pp.1135-1141
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109120
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はじめに
変形性関節症(osteoarthritis,osteoarthrosis;OA)は加齢を基盤に多様な内的要因,外的要因が組み合わさって発生し,特に力学的負荷が要因として占める割合が大きいが,近年は関節軟骨破壊酵素,およびそのactivatorなどの生物学的要因も注目されている.したがって,変形性関節症はいずれの関節にも生じ,特に荷重関節に好発し,Heineによれば,50~60歳でその発生頻度は,膝関節80%,肘関節70%,第1PIP(足趾)60%,股関節50%,肩関節10%と膝関節が最も多い.本邦では2次性変形性関節症の多い股関節の頻度はこの報告よりも高率になると考えられる.
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