リハビリテーション関連資料
運動(スポーツ)する回数と時間の日欧米比較
高橋 義雄
1
,
太田 美穂
2
,
武藤 芳照
2
1名古屋大学総合保健体育科学センター
2東京大学大学院身体教育学講座
pp.891-893
発行日 1998年9月10日
Published Date 1998/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108761
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厚生省は,健康づくりのための運動所要量として,「健康な人の場合,①運動強度として最大酸素摂取量の40%(有効限界)から70%(安全限界)の範囲の運動負荷のかかるエアロビックな運動で,②少なくとも10分以上の継続を必要とし,③1日に合計20分以上,そして④原則として毎日実施する」(『健康運動実践指導者用テキスト』,1996)ことを奨励している.では,実際日本人は,どのくらい運動・スポーツを実施しているのだろうか.
総理府は,「体力・スポーツに関する世論調査」を3年に一度実施し,その分析結果を公表している(図1).また,余暇開発センターは,毎年『レジャー白書』のなかで,活動参加率,年間平均活動回数を発表しているが,活動の運動負荷に関して明白ではない.一方,SSF笹川スポーツ財団は,1992年から隔年でスポーツライフ調査を行い,運動負荷を推定する方法を用いて運動所要量を調査し,調査結果データの使用を原則的に認めている.
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