学会報告
第34回近畿リハビリテーション医懇話会―1994年10月15日(土),於:大阪市・薬業年金会館
川村 次郎
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1大阪労災病院リハビリテーション診療科
pp.83-84
発行日 1996年1月10日
Published Date 1996/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108029
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今回は日本リハビリテーション医学会認定臨床医生涯教育研修会との共催であり,約300名もの多数の参加があり,立錐の余地のない熱気のこもる会場の中で開始された.
京都大学第3内科の野原隆司先生は虚血性心疾患を対象とする京大方式の集団運動療法の13年間にわたる経験を踏まえ,まことに明快で,活気あふれる講義をされたので,満員の聴衆もそれに引き込まれて熱心に耳を傾けていた.国立療養所長崎病院の浜村明徳先生も長年の自らの地域リハビリテーション活動を,豊富なスライドを駆使して紹介され,地域リハビリテーションが現在抱えている問題点も示された.大阪労災病院の本多知行先生は脳卒中の嚥下障害を中心に,基礎から検査法と治療法までを分かりやすく講義された.
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