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特集 脳卒中リハビリテーション・プログラムの再考
脳卒中早期リハビリテーションの実際(3)―排泄訓練
Practice of Early Stroke Rehabilitation (2): Management of Bladder and Bowel Dysfunction in Stroke Patients.
出江 紳一
1
,
椿原 彰夫
1
,
千野 直一
2
Shin-ichi Izumi
1
,
Akio Tsubahara
1
,
Naoichi Chino
2
1慶応義塾大学月が瀬リハビリテーションセンターリハビリテーション科
2慶応義塾大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University Tsukigase Rehabilitation Center
2Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
排尿
,
排便
Keyword:
脳卒中
,
排尿
,
排便
pp.939-944
発行日 1990年12月10日
Published Date 1990/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106394
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はじめに
「下(しも)の世話を自分でできるようになる」かどうかは,脳卒中患者とその家族の最大の関心事の一つである1).排泄の早期リハビリテーションは,一定量の水分や食餌を摂取することと定期的に排泄を行うことの習慣づけ(habit training)が主体であり,厳密な病態把握に基づいた治療が行われないまま慢性期に至ることが少なくない.
そこで,本稿では脳卒中の排泄調節障害の病態と治療の現状をまとめ,排泄訓練を再検討するための材料を提供したい.
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