書評
―Terence Kavanagh著 長田博昭訳(聖マリアンナ医科大学)―心臓発作をのりこえて
土肥 豊
1
1埼玉医科大学
pp.432
発行日 1983年6月10日
Published Date 1983/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104965
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近年,心筋梗塞後のリハビリテーションに関する関心が年毎に高まり,この方面の業績も年々数多く発表されるに至っているが,この度,発表された「心臓発作をのりこえて」は,きわめてユニークな,そして読む者の心を感動させずにはおかない劇的な一篇の長編小説である.同時に,医学的リハビリテーションに関しても,かなり高度の学問的水準の内容を,平易に,しかも具体的に解説してある点で,専門書としても充分評価し得るに足る良書である.
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