Japanese
English
特集 手とリハビリテーションⅡ
手の外傷処置とリハビリテーションの原則
Trauma of the Hand and Its Rehabilitation.
鈴木 勝己
1
,
赤坂 嘉久
1
,
菅原 暁
1
Katsumi Suzuki
1
,
Yoshihisa Akasaka
1
,
Satoru Sugawara
1
1関東労災病院整形外科
1Section of Orthopaedic Surgery, Kanto-Rosai Hospital.
キーワード:
手
,
感染
,
瘢痕
,
Microsurgery
,
学習
Keyword:
手
,
感染
,
瘢痕
,
Microsurgery
,
学習
pp.481-485
発行日 1977年7月10日
Published Date 1977/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103809
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はじめに
現在の社会生活の中で,そして外傷の中で,最もしばしば遭遇するもののひとつに手の外傷がある.
現代まで,私ども人類が良きにつけ,悪しきにつけ,このような社会の態様を創り出して来たのも,私どもに手があったからといえなくない.
文学の面でも,芸術の面でも,世間でも,「手」は沢山のテーマになり,書かれ,歌われ,いい伝えられて来ている.大脳皮質表面での手に関連する面積の広さは卓越しているといわれている.
余りにも恩恵を受けながら,余りにも等閑にされているのも,この忙しい現代では手であるかも知れない.手は人を救い,人を滅ぼしても来た偉大な器官系である.
「手の外傷の処置とリハの原則」という,大きなテーマについて,限られた頁数の中で述べることは至難の業ではあるが,他と重複をさけながら,考えていることを抄録して責めを果たしたい.
外傷であるから,より早く,より良い機能をもって原職に復帰出来るようにと私どもが努めていることは皆様と変わりはない.
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