印象記
第1回義肢技術と機能的リハビリテーション国際会議
渡辺 英夫
1
1熊本大学医学部整形外科
pp.772
発行日 1973年7月10日
Published Date 1973/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102983
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去る3月19日から24目までの6日間,オーストリアのウィーンにおいて第1回義肢枝術と機能的リハビリテーション国際会議(1st International Congress on Prosthetics Techniques and Functional Rehabilitation)が開催された.Ph. Erlacher教授を会長として,国際義肢装具連盟(ISPO)と世界在郷軍人連盟(WVF-FMAC)の後援で,27力国より約800人の参会者があり,185題にも及ぶ演題と33題の映画が発表された.日本からも医師,義肢装具製作者,工学関係者,理学療法士など約60名が出席した.
発表の内容は,①切断の技術に関するもの,②整形外科的矯正,とくに義肢装具の技術に関するもの,③機能的,治療リハビリテーションに関するもの,④義肢,その他補装具の製作法の進歩と経済的問題に関するもの,⑤ergonomics,⑥biomechanicsの6主題に大別されていた.従って医師,義肢装具製作者のみならずPTや工学関係者などにもそれぞれ興味深いものだったと思う.
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