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講座
リハビリテーションと社会福祉(2)―身体障害者手帳について
Explanation on the disability certification
高田 玲子
1
Reiko Takada
1
1伊豆逓信病院
1Rehabilitation Center, Izu Teishin Hospital.
キーワード:
身体障害者手帳
,
福祉事務所
,
指定医
Keyword:
身体障害者手帳
,
福祉事務所
,
指定医
pp.355-358
発行日 1973年3月10日
Published Date 1973/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102896
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第1回では身体障害者が利用できる諸制度を紹介するに留まったが,これらの法律を十分に,具休的に活用するには,身体障害者手帳というものが必要である.この身体障害者手帳は通称,「身障手帳」と呼ばれているもので,身体障害者福祉法第15条に定められたものである.そこで今回は障害者が種々の援助を受けたり,法律を活用する時に必要なこの手帳について,よくなされる質問をとりあげながら説明したい.
質問1 身体障害者手帳とは何ですか.
答え1 身体障害者手帳(通称「身障手帳」)とはその人が身体障害者であることを証明する身分証明書で,その障害者が種々の援護を受けるために必要な手帳です.
質問2 身体障害者手帳を受けられる人はどんな人達ですか.
答え2 手帳の交付を受けられる人は,上肢,下肢,体幹に障害を持つ肢体不自由者,目に障害を持つ視覚障害者,耳や言葉に障害がある聴覚障害者,平衡機能に障害のある人,心臓および呼吸器などに障害があるため日常生活が著しく制限されている人なら誰でも受けられます.障害程度の詳細については第1回の講座に添付した身体障害者障害程度等級表に該当する障害があれば手帳は受けられます.
質問3 身体障害者手帳があるとどんな特典や援助が受けられますか.
答え3 下記のような種々の援助や特典があります.
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