特集 コミュニケーション障害とリハビリテーション
今月のハイライト
pp.799
発行日 2005年9月10日
Published Date 2005/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102794
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コミュニケーション障害の原因はさまざまである.リハビリテーションの領域では,疾病などによる感覚障害,認知障害,身体障害を原因としてコミュニケーション障害が発生する.それぞれへの対応法は,機能障害の程度や性質によって異なる.この特集は,リハビリテーション領域に現れるコミュニケーション障害と対応法の解説,そして事例紹介である.
■聴覚障害者のコミュニケーション手段 聴覚障害者では音声言語を媒介とした意思疎通が困難になる.聾者の間で培われてきた「日本手話」は,日本語音声言語とは言語構造が異なる.これに対し「日本語対応手話」は,日本語を視覚的に表現したものである.家庭内で,聴覚障害が親,子供の誰にあるかによってコミュニケーションについての問題は異なる.さらに障害発症時期,障害程度,手話以外のコミュニケーション手段などについても解説されている.(中澤 操氏,803頁)
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