特集 臨床神経生理学のリハビリテーションへの応用
今月のハイライト
pp.695
発行日 2009年8月10日
Published Date 2009/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101561
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従来の筋電図,脳波に代表される電気生理学ないし電気診断学は,誘発電位,磁気刺激などの登場によりその扱う範囲が拡大したが,最近では臨床神経生理学と呼ばれるほうが一般的となり,機能画像も含め,より広範囲な分野として扱われている.一方,臨床神経生理学はリハビリテーション医学の分野においては,末梢神経,中枢神経の臨床診断のみならず,筋電図バイオフィードバックに代表されるように治療への応用として用いられてきた.さらに最近では,脳の可塑性の評価,すなわちリハビリテーション治療の効果判定を行う手段として活用されるようになってきている.今回は,このような臨床神経生理学の最近の発展が,どのようにリハビリテーションに貢献し応用されていくかという観点から特集を組んでみた.
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