Japanese
English
特集 高齢者の骨・関節疼痛疾患
足関節
Diagnosis and treatment of ankle joint disorders in elderly patients.
橋本 健史
1
,
木村 彰男
1
Takeshi Hashimoto
1
,
Akio Kimura
1
1慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
1Keio University, Tsukigase Rehabilitation Center
キーワード:
足関節
,
高齢者
,
治療
Keyword:
足関節
,
高齢者
,
治療
pp.235-241
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100484
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
足関節領域で高齢者に日常よくみられる骨・関節疾患とはどのような疾患であるのか,われわれのデータから紹介したい.世界保健機関(WHO)の定義によれば,高齢者とは65歳以上ということであるので,ここでも65歳以上を高齢者と定義する.慶應義塾大学病院および月が瀬リハビリテーションセンターにおいて,1996年から2006年までに足の外科外来を受診した初診患者のうち,高齢者は257例であった.その疾患別内訳は表のごとくである(表).今回は,頻度の高かった疾患で骨折を除いた,外反母趾,変形性足関節症,強直性母趾,足底腱膜炎,後脛骨筋腱機能障害,関節リウマチ,陳旧性足関節外側靱帯損傷,モルトン病,糖尿病性足部潰瘍について述べる.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.