学会印象記
—第9回日本糖尿病理学療法学会学術大会—「チーム糖尿病理学療法」としてのご報告と深謝
竹田 昌広
1
1市立函館病院 リハビリ技術部リハビリ技術科
pp.92
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203324
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今大会のテーマは「STOP糖尿病重症化! 歩く力は理学療法士が守る 歩ける足はチームで守る」でした.大会長の林久恵先生,副大会長の河野健一先生と面識があったことや,糖尿病にかかわる理学療法士の使命を直球で謳ったテーマであることから,函館より参加しました.多科の医師や多職種による集学的な連携が必要になる糖尿病理学療法の特徴が見事に具現化された学会でした.日本フットケア・足病医学会の理事長である寺師浩人先生からは「多くの理学療法士の方々が『足病』の世界に参入しなければ,日本の『足』を守ることができない.日本の足病患者の『歩行を守り,生活を護る』一翼を担ってほしい」と,日本腎臓リハビリテーション学会の副理事長である柴垣有吾先生からは「延命するから『生きる価値』を与え患者を幸せにするために多職種アプローチが必要である」と理学療法士への熱い想いと期待をいただきました.
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