連載 中間管理職の悩み・第6回
マニュアルを浸透させたうえで,どのように医療の個別性を上げていけばよいでしょうか
津田 陽一郎
1
Youichirou TSUDA
1
1社会医療法人全仁会倉敷平成病院リハビリテーションセンター
pp.1480-1481
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203292
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マニュアルの役割
マニュアルは,スタッフおのおのが均一かつ安全に業務を実施するための概要とルールを示したものです.そして部門・組織運営において「質の担保と均一化(業務の効率化も含む)」,「リスク管理(安全と安心)」を継続させ,さらにその時々の社会,制度の変化や現場の状況に沿って定期的に見直し,業務改善をしていくためにも必要なものです.
同時に,マニュアルをスタッフが遵守し,管理者がマニュアルの運用が正しくできているか確認する作業は,臨床現場で事故などが発生した場合,その行為の正当性を保証しスタッフの立場を守るためにも重要です.
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