連載 難しい症例のみかた・第6回【最終回】
肺癌の進行に伴い多発骨転移と急性呼吸不全を併発した症例
瀬崎 学
1
Manabu SEZAKI
1
1新潟県立加茂病院リハビリテーション科
pp.1473-1475
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203289
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
肺癌はほかの癌種と比較し進行が早く,多臓器に転移しやすいという特徴がある.また早期には自覚症状が乏しいことから,診断初期にすでに病期が進行していることも少なくない.各種の殺細胞性抗癌剤や免疫療法の進歩が目覚ましい領域である一方,完治に至らずリハビリテーションや緩和ケアの介入を必要とする症例も多く存在するのが現状である.
本稿では肺癌進行に伴い多発骨転移と急性呼吸不全を併発した症例を通じ,多職種連携をも含めて理学療法を実施した1例を提示する.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.