新型コロナウイルス感染症—現場からの報告
広島中央リハビリテーション病院におけるスタッフ配置の工夫
藤谷 友介
1
Yusuke FUJITANI
1
1広島中央リハビリテーション病院
キーワード:
アウトブレイク
,
クラスター
,
区画分け
,
チーム担当制
Keyword:
アウトブレイク
,
クラスター
,
区画分け
,
チーム担当制
pp.1496-1497
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202896
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はじめに
広島中央リハビリテーション病院(以下,当院)はコロナ禍で2020年6月1日に広島市中心部に新築移転をした回復期リハビリテーション病棟(3病棟)110床の病院である.
移転前の2020年4月1日時点ではリハビリテーションスタッフは37名で,うち22名が4月中途採用であった.また,同月に新卒者が34名入職し,関連病院への出向研修を経て,年度内に随時戻ってきた.次年度は新卒者6名,今年度は中途・新卒者11名を採用し6月現在,81名となっている.
筆者は院内の感染対策委員としてそれらの新入職者も含め,リハビリテーション部内の感染対策を進めてきた.
今回,当院がアウトブレイクを経験し,区画分けによるリハビリテーション介入を行うことにより感染拡大防止に有用であったことを経験したので報告する.
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