連載 私のターニングポイント・第21回
さまざまな方との出会い
森野 佐芳梨
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1大阪府立大学総合リハビリテーション学研究科
pp.1017
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202433
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- 文献概要
私は現在,理学療法学専攻の助教として勤務し,主に妊産婦女性の腰痛などをテーマにWemen's health分野における理学療法の可能性を広げるために研究活動を進めています.また,理学療法に必要不可欠な評価についての正確性や妥当性を深めるため,工学的な知見も取り入れています.今の職に至るまでには学生生活があったのですが,私は,学部,修士,博士課程ともに,異なる大学に在学しました.あまり一般的ではないこのような進学を選択できたのは,各大学でお世話になった恩師,そして先輩・同期・後輩の理解や支えがあったからです.私のターニングポイントは,そういった人たちとの出会いであると思います.
そもそも,学部生の頃は妊婦への理学療法のイメージはほとんどなかったのですが,卒業研究指導をいただいた恩師から,妊婦の歩行分析の提案をいただき,それが今の研究のスタートとなりました.その研究室では,恩師や先輩方より,リサーチクエスチョンの立て方から研究計画・実践など,研究遂行の基本をみっちりと教えていただきました.他大学への進学も悩んでいると伝えたうえでも受け入れてくださった恩師には,本当に感謝しています.
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