特集 目標に基づく理学療法のための臨床推論—症状・疾患別の実際
変形性膝関節症
伊藤 智崇
1
,
澳 昂佑
1
,
紙上 真徳
2
,
岸本 智也
1
,
木村 大輔
1
Tomotaka ITO
1
,
Kosuke OKU
1
,
Masanori KAMIUE
2
,
Tomoya KISHIMOTO
1
,
Daisuke KIMURA
1
1川崎医療福祉大学リハビリテーション学部理学療法学科
2川崎医療福祉大学大学院医療技術学研究科リハビリテーション学専攻博士後期課程
キーワード:
三角ロジック
,
論理的思考
,
stiff knee gait
,
同時収縮
Keyword:
三角ロジック
,
論理的思考
,
stiff knee gait
,
同時収縮
pp.508-515
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202299
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Point
●論理的思考の基盤となる考え方である三角ロジックを用いて,治療戦略を練るための病態仮説の立案プロセスや目標設定のプロセスを説明した
●Stiff knee gaitが認められた症例に対して,病態仮説に基づいた治療プログラムの立案を行い,各治療プログラム間の目的,内容を関連付けることで構造化した
●変形性膝関節症患者の術後においては,術前よりも機能や能力の回復が見込まれるため,歩行能力の向上という目標では不十分であり,理学療法士は患者と参加レベルの具体的な目標を共有し,臨床推論を展開する必要がある
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