特集 軟部組織に着目した理学療法の最前線
胸郭出口症候群の理学療法における超音波診断装置の活用—血行動態評価を用いた効果判定を中心に
井上 彰
1
,
古島 弘三
2
Akira INOUE
1
,
Kozo FURUSHIMA
2
1慶友整形外科病院リハビリテーション科
2慶友整形外科病院整形外科
キーワード:
胸郭出口症候群
,
エコー検査
,
血行動態
,
理学療法
Keyword:
胸郭出口症候群
,
エコー検査
,
血行動態
,
理学療法
pp.1027-1034
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202033
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Point
●胸郭出口症候群における治療の第一選択は理学療法を中心とした保存療法であるが,改善がみられない場合は手術療法を考慮する必要がある
●診断や治療効果判定においては非侵襲的な超音波診断装置(エコー)による検査の活用が有効である
●胸郭出口症候群における治療では神経血管束の除圧が求められるが,その効果判定にはpulse Doppler法を用いた血行動態評価が有用である
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